「不安」な気持ちを自分でハグするって、どういうこと?
前回のコラムでは、不安な気持ちが湧いてきた時に、「自分で自分の気持ちをしっかりハグしてあげると、感情って6秒でなくなるんだよ」というお話をしました。
つい、その不安の対象になっている相手や事柄にフォーカスしてしまい、あれこれ、いらない妄想が広がり、不安が増大する「不安消耗ループ」に入る前に、
何より自分の気持ちにフォーカスすることがとても大事です!
実は、感情ってしっかり味わえば、飴玉のように消えてなくなってしまうのですが、
見なかったことにしていると、抑圧したままいつまでも残り続けます。
時間が経過して、感情が薄れたように感じることもありますが、決して消えることはなく、何かの拍子により大きくなって出てきてしまったりするのです。
抑えれば抑えるほど、溜めれば溜めるほど、いつか爆発します。
感情を直視することは、ある意味怖いことでもあり、無意識に避けてしまいがちです。
そこを、あえてしっかり向き合ってみることが必要です。
子どものようなピュアなあなたがいていいよ
「あ、私って不安だったんだー」 としっかり味わう
・弱い自分
・いつも同じことをグルグルしているように感じる自分
・メソメソして、大人げないな、、、
と感じるかもしれません。
情けなくて、さらに涙が出てくるかもしれません・・・
でも、実はこんなあなたの心の声を、「小さな子どもの叫び」と捉えたらどうでしょうか?
あなたの中では、そんなピュアで、まだまだ無力で、ワガママで、抑えきれない子どものような感情があるのです。あっていいのです。
どんな人も、そんな内面があるのです。
私は、それが美しいとさえ思います。
あなたの中のそんなピュアな声を、あなた自身でしっかりハグしてあげてほしい!
大人のあなたの心で、
自分の中にある「子どものようなピュアな心の叫び」をギュッとハグしてあげる!
リアルな子どもだって、何かが上手くいかなくて泣き叫んでいても、パパ・ママがハグしてあげたら、落ち着いたりしますよね。
あなたの中の心の声をハグしてあげられるのは、誰よりもあなた自身でしかないのです。
そしてそれが一番効くのです!
事実は何も変わらなくても、なんか軽くなる!
不安な気持ちに向き合ったところで、不安を巻き起こした事実は何も解決しないよね?
そう思った方もいるかもしれません。
でも、一度ご自身でやってみてください!
時間も労力もいらないし、リスクもないはずなので、笑
やってみないことには、何が起こるかは理解できないと思います。
確かに事実は何も変わらないですよね。解決もしていないかもしれません。
でも、全ては「その事実をどう捉えるか」で、大ごとなのか、大したことないかの見え方も変わってくるのです。
無理に前向きに解釈するということでは、感情は抑圧されたままなので、表面的になってしまいますが、自分自身をしっかりハグして感情を味わうと、どうなると思いますか?
なんかわからないけど、スッと軽くなるのです。
これも小さい子が散々泣きはらした後に、スッキリして、何事もなかったかのように遊んでいるのと同じです。
感情が飴玉のように消えたという証です。
この感覚、何よりみなさん自身で体感してみてくださいね!
スッと軽くなると同時に、
「あ、なんか大丈夫かも」
「あ、なんかまた子どもみたいな私、健気でかわいいな」
「ま、いっかー」
なんて、気楽に捉えられるようになったりするのです。
そして、落ち着くので、
「じゃ、どうしてみようかな」
が、自然と湧き出てきたりするのです。
時には、感情に向き合ったことで、全然違う課題が、何の脈絡もなく解決するようなことが起こったりすることも・・・!
まさに、私が、年始早々から「不安消耗ループ」に襲われていた時に、そんな体験がありました。
今回は長くなってしまったので、そんな私の体験については、また次回に譲りたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます!